
ロケ撮のストロボって、最初は「難しそう」に見える。でも実は、センスより順番と距離で9割決まります。
この記事では、現場で使っている AD100 / AD200 / AD300 を例に、迷わない考え方と使い分けを濃厚にまとめます。
結論:ロケライティングは「3つ」だけ決めれば成立する
初心者が一番ラクになるのは、この順番です。
- 環境光(背景)を決める
- 被写体の明るさをストロボで作る
- 光の質(柔らかさ)を整える
先に「どのソフトボックスがいい?」から入ると迷子になります。
まずは背景→人物→質の順。ここができるとロケは一気に簡単。
① 背景(環境光)は「シャッター速度」で決める
ロケでまず決めるのは背景。ここをシャッター速度でコントロールすると、判断が速くなります。
- 背景を暗くしてドラマっぽく → シャッターを速く
- 背景を自然に明るく → シャッターを遅く
日中屋外で背景を落としたい時は、HSS(ハイスピードシンクロ)も選択肢。
※同調速度は機種で違うので、現場前に一度だけ確認しておくと安心です。
背景を決める“超かんたん基準”
- 迷ったら、まず背景をほんの少し暗めにする(-0.7EVくらいの感覚)
- 人物はストロボで戻す(ここで“立体感”が出る)
② 被写体(顔)は「ストロボ出力」と「距離」で作る
次に人物。ここはシンプルに出力(または距離)で決めます。
F値は明るさのためというより、被写界深度(世界観)のために使うと迷いが減ります。
よくある迷い
「暗いからISO上げた」
→ 光量不足は“誤魔化せても”、光の質は戻らない。
現場で効く解決
まずライトを近づける。
それでも足りなければ出力を上げる。
最後に機材を強くする。
③ 光の質(柔らかさ)は「面積」と「距離」で決まる
柔らかい光にしたいなら、まず覚えるのはこの2つ。
- 光源が大きいほど柔らかい
- 被写体に近いほど柔らかい
「大きいソフトボックスにすれば解決」ではなく、近づけられる範囲で近づけるが最優先。
ロケでは、ここだけで見違えることが多いです。
ここから本題:AD100 / AD200 / AD300 “迷わない使い分け”
3本持ちの強みは、役割固定にすると爆発します。
「今日はどれ?」じゃなくて、最初からポジションを決めておくと現場が速くなる。
AD100:最速で“破綻しない1灯”を作る相棒(テンポ命の現場向き)
- 家族撮影・七五三・卒園/入学など「テンポ優先」
- 小型ディフューザーや小型傘で自然な足し光が作りやすい
- ストロボ感を出しにくいのに、顔の立体感が整う
AD200:ロケの“主役”。迷ったらこれ(万能のど真ん中)
- 日中屋外で「背景も人物も両立」させたい
- 曇天・木陰・逆光など光が読みにくい場面で強い
- アクセサリー運用の自由度が高い
AD300:日中ロケの“勝ち筋”。柔らかい光を成立させる余裕
- 背景をグッと落としてドラマにしたい(逆光も強い)
- ソフトボックス使用でも光量に余裕がほしい
- 多灯オフライティングで「作り込み」したい
「これを知ると簡単」:ロケは“距離”で9割決まる(逆二乗の法則)
光は距離が2倍になると明るさは1/4(=2段落ち)。
「思ったより暗い」「当たってない」は、ほぼ距離が原因です。
✅ 優先順位:近づける → 出力を上げる → 機材を強くする
ロケで迷わない人は、必ずこの順で解決しています。
実戦テンプレ:ロケ1灯で“仕事の絵”を作る手順
- 背景を決める(シャッター速度で少し暗めに)
- ストロボを近めに置いて、弱めから当てる
- 目のキャッチを確認(入ったら勝ち)
- 必要ならディフューズ(傘/ディフューザー/ソフトボックス)
コツは「いきなり柔らかくしすぎない」こと。まず当てる→整うを作ってから、柔らかさを足すと崩れません。
多灯オフライティング:破綻しない“役割固定”
多灯で事故らないコツは、主役を1灯にすること。
- 主光(メイン):顔と立体感を決める(AD300 or AD200)
- 補助光(フィル):影を少し持ち上げる(AD100を弱く・近く)
- リム(縁取り):髪や輪郭を抜く(AD200を控えめ)
おすすめの組み方(あなたの手持ち最適解)
主光:AD300(またはAD200)/ フィル:AD100 / リム:AD200
→ 「全部主張」をやめて、主役は1灯だけにすると一気に締まります。
よくある失敗と対処(現場あるある)
- ソフトボックス付けたら暗い
→ 近づける or 主光をAD200/AD300へ。ディフューズは光量を食います。 - 風が怖い
→ 無理にデカい面を出さない。小型ディフューザー/小型傘で安全優先。 - ストロボっぽくなった
→ 強すぎ or 角度が不自然。弱く・近く・自然な方向に置くと一気に自然になります。
(note誘導)さらに写真付きで詳しく:noteでまとめました
この記事の内容を、実際の作例・セッティングの考え方と一緒にnoteでさらに分かりやすくまとめています。
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コメントで教えてください
ロケライティングで一番困るのはどれですか?(例:日中逆光、木陰、風、子ども撮影で時間がない、など)
コメントで状況を書いてくれたら、その条件でAD100/200/300の最短セッティングを具体的に作ります。
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